「なんとなく」で参考書や問題集を買ったり、「とりあえず」願書を書き始めるのはやめましょう。効率良く合格を目指すにはやり方があります。
教採対策は試験が求める力と、自分の力の差を埋めていく作業です。
今から言う3つのことを確認してから、効率良く対策をしていくと、戦略を立てやすくなります。
受験予定の自治体の試験科目を確認する
「受験予定の自治体の試験要項で試験内容を確認すること」です。昨年の分だけで構いませんので、試験内容を確認し、どんな試験が出るのかを把握しましょう。
昨年度直近の自治体ごとの出題される試験科目と日程をまとめたものを紹介しておきますので、これから自治体の情報を集める方はぜひ参考にしてみてください。
試験科目の配点
どの分野が例年出るのか
たとえば自治体によっては「一般教養」が2問しか出ないところがあります。それを知らずに一般教養の参考書を買って、時間とお金を無駄にすることもあるわけです。
特に、教職教養や専門教養などの筆記試験は自治体によって大きく偏りがあります。
教職教養の教育法規を例に挙げると、教育基本法の「教育の目標」という分野は福島では毎年出るが、秋田は過去数年全く出題されていないなどです。
ただし、受験情報誌などから得た出題傾向を完全に鵜呑みにして、出てないから勉強しないのは良くありません。効率良く勉強をする上での学習の力の加減がうまく調整できるので参考程度にしましょう。
各試験科目に対する自分の力
過去問を実際に解き、得意・不得意を確認する
効率よく合格を勝ち取っている人の学習法で必ずやっていること。それは「第一希望の自治体の過去問に、学習が本格化する前に解くこと」です。どっちみち対策で過去問を解くのは必ず通る道ですが、「敵を知るため」に過去問を解くのです。
協同出版の過去問シリーズは、筆記試験であれば全てそのまま掲載されています。また、面接とか論作文の出題テーマなどの詳しい内容も載っているので、予測を立てながら先回りして情報を取得していくことができます。
実技試験の得意・不得意の見分け方
小学校であればプールや器械体操、中高であれば英語であれば英会話、音楽であれば歌唱やピアノ、美術であればデッサンと、2次試験以降で実技試験が課される場合があります。
明確な基準はありませんが、校種で以下のように実技試験の合格基準を考えておけばOKです。
小学校の実技試験 : 基本的に忠実に人並みにできること
中学校・高校の実技試験 : 人並み + α
小学校では「こどもたちの見本が見せられるレベル」が合格基準でしょう。水泳であれば25メートルを違和感のないフォームで泳ぎ切れれば問題ありません。
中高は、小学校よりは専門性が求められるため、人並みよりも高いレベルが求められます。高ければ高いほど良いです。私は英語の中高で受験しましたが、英検準1級レベルで難関自治体を1発合格しました。感覚としては「先生のように●●(教科)ができるようになりたい」と憧れられる存在になれれば良いですね。
まとめ
合格している人には、合格している人がやってきた成功方法があります。まずは紹介した3つのステップを踏んで、学習計画を立てていきましょう。
先人の人たちのやり方をまねして、自分なりの勉強方法を早めのうちに確立していきましょう。
これからもこちらのブログで教育の関する情報を発信していきますので、ぜひよろしくお願いいたします。