教員になるには?【社会人からでも間に合う】

先生になるには
いとこん
いとこん

先生になるには、何が必要?

注意しておきたいことまとめました。

教員の卵の方、是非参考にしてください!

記事を読むと、こんな悩みが解決します

○教員になるために、どんな進路選択をすればいいか分からない

○社会人になってからの教員になる方法が知りたい

学校の先生になるには、大学の時に教員免許を取っておかないとなれないと思ませんか?社会人であっても、そこから学校の先生になることはできます。

この記事では、まず教員になるためのステップを紹介し、その後社会人から先生になる方法まで解説します。

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先生になるための道のステップは大きく2つ

高校-1

【STEP1】教員免許の取得

学校の先生になるには、教員免許が必要です。

教員免許は、大学などで教職課程を履修し、教育実習や介護等体験に行くことで取得することが可能です。

教職課程を修了していない人でも、免許は限られてしまいますが、「教員資格認定」に合格すると教員免許を取得することができます。

【STEP2】教員採用試験に合格すること

各地方自治体や私立学校で実施される「教員採用試験」に受かることも必要です。

免許だけ持っていても先生になることはできないです。

免許を取得後、公立学校の教員を目指す場合は、各都道府県や自治体が主催する「教員採用試験」を受験します。

私立学校の教員を目指す場合は、その学校で行われている採用試験を受けることになります。

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教員免許は学校種・教科ごとに異なる

教員免許は3種類ある

3種類の教員免許

①普通免許状

②特別免許状

③臨時免許状

普通免許状

最も代表的な免許になります。この普通免許はさらに3つに分かれます。

 ①一種免許状 : 大学卒業相当

 ②二種免許状 : 短大卒業相当

 ③専修免許状 : 大学院で修士などの学位を取得し卒業

特別免許状

特定分野において、深い知識と豊富な経験を持つ人が取得できる免許です。

社会人経験の方を対象としており、教育職員検定を経て授与されます。

臨時免許状

その名前の通り、臨時に授与される免許です。

学校で普通免許状を持っている人を確保できないときに限り採用され、助教諭や養護助教諭としてのみ働くことができます。

定番の普通免許状

ほとんどの方は、短大、大学や大学院、通信などで「普通免許状」を取得します。

自分が希望する学校種によって、必要な教職関連科目の単位数が異なります。

小学校の先生に必要な免許

小学校教諭専修免許状:教職関連科目計91単位

小学校教諭一種免許状:教職関連科目計67単位

小学校教諭二種免許状:教職関連科目計45単位

小学校の先生になりたい方は、短大や大学、大学院、通信教育、科目履修生制度で免許取得が可能です。

小学校の先生に興味のある方はぜひ!

中学校の先生に必要な免許

中学校教諭専修免許状:教職関連科目計91科目

中学校教諭一種免許状:教職関連科目計67単位

中学校教諭二種免許状:教職関連科目計43単位

中学校の先生は、教科の専門性が出てきます。そのため、免許も専門教科ごとに分かれています。たとえば、【中学校教諭一種免許状 外国語(英語)】【中学校教諭一種免許状 数学】となります。

中学校の先生に興味ある方はぜひ!

高校の先生に必要な免許

高等学校教諭専修免許状:教職関連科目計91単位

高等学校教諭一種免許状:教職関連科目計67単位

高校でも中学と同様に、教科の専門性が問われますので、科目ごとに免許が分かれています。

高等学校教諭の普通免許状には、短大卒相当の「二種免許状」はありません。

高校の先生になりたい方は、大学または、大学院を卒業しないと免許を取得できません。

>>>【英語の先生になるには】中学校・高校の英語教師になるには?

社会人から先生になる方法

基本的に3つのパターンがあります。

(1)教職課程のある大学に入学する

(2)通信教育や科目履修生制度を利用する

(3)特別免許状を取得する

一番良いのは(1)ですが、社会人にはとても負担が大きいです。

なぜなら、大学は昼間に講義が行われるため、会社勤めの場合は時間をとることが難しいからです。中には仕事を退職したり、休職したりして取得される方もいます。

その場合は、収入が減るので、学費を支払うことができなくなることも考えられます。

そこで、(2)の「通信教育や科目履修生制度」を利用して、効率良く教員を目指す方法が社会人の方には一番良いです

(3)の「特別免許状」というのは、社会人として特別な知識や経験がある方が短期間で先生になれるものです。例えば、私の知っている例だと「海外での滞在歴が長い方が英語の先生として」特別免許状を取得して働いていました。

今までの社会に出てからの経験を活かして先生になれる自信のある方は、ぜひ活用してみてください。

  \もっと詳しく知りたい方向け/

教員免許の「一種」と「二種」の違い

教員免許の種類の違いについて理解しておきましょう。

ポイント

①高校には「二種」免許状はない

②最終学歴による初任給が違う

先生になってから現場で、「一種」か「二種」かなんて話題には滅多に上がりません

試験の際にも「一種」が有利で「二種」は不利というわけではありません。採用試験はあくまでも試験の成績に重きが置かれていることを忘れないようにしましょう。

実際に先生になってからも、この違いで業務内容が異なることもありません。

少なくとも私は、5年間教育現場にいましたが、触れられたことはありませんでした。

ただ、ひとつ注意しておきたいことは【「一種」を取得することが努力義務】とされていることです。これは『教育職員免許法』という法律の中で明記されています。

二種免許の方は、先生になってから指定された講習を受けて不足する科目を学び、一種免許状に切り替えるように努めなければいけないとされています。

その際は、教育委員会や大学が行う免許法認定講習・公開講座・通信教育等を受講して単位を修得することでも習得が可能です。

このことを念頭に置いて、どの種類の免許を取得するか決めましょう。

教員採用試験のスケジュール

公立の先生を目指す場合

毎年、自治体ごとに教員採用試験が実施されています。

教員採用試験簡易スケジュール_20220314

募集要項が出るタイミングをあらかじめ把握しておき、受けたい自治体のHPはしっかりチェックしておくようにしましょう。

ちなみに最近では、佐賀県教育員会が、採用試験を夏と秋の2回実施にすると公表しています。

試験の日程さえかぶらなければ、いくつでも併願ができますので、受けたいと考えている自治体のホームページは全て確認しておくことをおすすめします!

全国の自治体の試験日程をまとめている記事がありますので、受けようと思っている自治体のスケジュールを確認しましょう。

私立の先生を目指す場合

私立の先生になりたい方は、公立の教員採用試験を受ける必要はありません。

一般企業と同じように、採用試験を受け、面接をして合否が決定します。

私立学校の先生は、学校運営をしている法人に雇用される形となっています。そのため、公立と違って、募集要項の配布や試験のスケジュールは学校ごとに違います。

私立の先生は、公立の先生と違って異動がありません。そのため、その学校の先生が(退職して)不足した時くらいにしか募集がかかりません。いつ欠員補充で、募集をかけるかわかりません。

また、1名や2名の募集と採用予定人数が少ないのも特徴です。

教員採用試験の勉強の仕方

はじめて教採を受験する場合

教員採用試験そのものを理解することから始めましょう。志望する自治体の試験制度や試験内容についてまずは知ることからです。

何から手をつければ良いか分からない人は、下の記事を読んでやることを明確にしましょう。

必須の参考書・問題集

独学で勉強するにしても、参考書と問題集は欠かせません。自分に合った参考書を選びましょう。

ほぼ独学のわたしが全国模試でも3位内を常にとっていた時に使っていたおすすめ参考書を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

先生になるには、免許と採用試験に受かることが必要です。

これから、私が実際に合格した採用試験の勉強方法なども公開予定ですので、

参考にしていただければ幸いです。

志望理由の書き方をまとめた記事もあります。興味のある方は読んで、合格への一歩を掴んでください!

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元中学校教員の いとこん です。営業、大学職員を経て、現在は DX コンサルタントとして働きつつ、ブロガーとしても活動しています。本ブログは、主に【教員の入口(教員採用試験対策)】【教員からの出口(転職ノウハウ)】【現職教員へのヒント】を自分の経験をもとに発信しています。

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