願書で合格まで導くポイント【教員採用試験】

願書で合格まで導くコツ
たまごちゃん
たまごちゃん

もうあっという間に志望している自治体の願書の提出だ!

でも願書ってあまり時間かけずに提出しちゃっていいのかな?

いとこん
いとこん

だめだめ!願書はあなたの分身になるもの。

自己PR、顔写真、経験や特技、本自治体の志望理由…

準備することや考えておくことは意外にたくさんあるから、余裕をもってしっかり備えようね。

自治体を決めたら、書類選考として願書を提出します。願書は、「自己推薦書」・「自己PR(アピール)文」などとも呼ばれます。念入りに準備をして提出をしましょう。

また、自治体によって願書のフォーマットは異なりますので、うまく使いまわせる内容は使いまわしつつ、自治体に合わせて丁寧に仕上げましょう。

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願書を書き進める前の心得

志望動機と自己PRは深く掘り下げる

教採合格のためには、徹底的に考え込んだ願書を提出することが大切です。

なぜなら、面接官はあなたの願書を手元に置いて、それに基づいて質問をします。特に近年は「人物重視」の傾向が強まっているため、面接では気を抜けません。

面接官は多くの受験生を1回に選考します。そのため、じっくり願書を読んでいません。面接試験で、受験生が部屋に入室するまでの5分程度の時間で、目を通します。その際に、願書の写真や筆跡、志望動機とPRなど、をチェックしています。つまり、願書で第一印象が決まります。

志望動機と自己PRは、願書提出までが期限です。願書提出時から試験は始まっていると心得、しっかり準備をしましょう。

受験する自治体の特徴を抑える

自治体の「理想の人物像(求める教師像)」を確認し、該当する経験を記載すると効果的なアピールとなります。逆に、理想の人物像を理解せずに、ただ熱心に教員になりたいと伝えても「この受験生は我々の自治体の教育を理解していない」とマイナスな印象を与える可能性があります。

たとえば、英語教育に力を入れている自治体であれば英語のことを記載します。大切なのは、教職への熱意と、自治体の求める人材と自分の接点を結び、論理的に文章を作ることです。

空欄を作らない

趣味や経験してきた部活動など、書く欄はたくさんあります。心当たりのない欄があっても、自分の過去を振り返り、なんとしても全て埋めましょう

空欄があると、やる気がないようにとらえる面接官も中にはいます。

コピーをとっておく

提出する前にコピーをとりましょう。コピーを忘れてしまうと、面接試験の前で何を書いたか分からなくなり、一貫性のない回答になる可能性があります。

面接官は、書いてあることと話していることが違っていると、突っ込んできます。そうならないように念のためにコピーをとっておくのです。

はっきりと気持ち大きめに丁寧に書く

「文字に性格が表れる」と言われるくらい、願書の字は気にする方は気にします。パソコンのフォントの文字並みにもともときれいな方は良いですが、きれいよりもむしろ「丁寧」を目指しましょう。

また、面接官は校長先生レベルの方が大方目を通します。そのため、小さな文字はどうしても見えづらく、近くのものは見えづらいです。ですので、それを配慮して「ちょっと大きかったかな…?」と思えるくらい大きく書いて問題ありません!

「教員を志望する理由」を書くコツ

教員を志望する理由の大半は「憧れの先生がいたから」です。ただ、多くの受験生がこのきっかけのため、差がつきません。その憧れの先生がどのように自分に「先生になりたい」というきっかけをくれたのか、具体的に言葉にしましょう。

志望動機については、別の記事で詳しく書いていますので、あわせてお読みください。

「本自治体を志望する理由」を書くコツ

自治体のHPと教採の実施要項をしっかり頭に入れましょう。特に、自治体がどう教育に力を入れているのかを読み解きます。

「この自治体は●●に力を入れています。私は今まで▲▲をやってきて、この経験を生かせられると考え志望しています。」と自治体に接点があることを示しましょう。

その自治体出身ではなくても、自治体が目指す理想の教育にあなたの経験を当て込めば良いのです。

「これまでの経験や特技等」を書くコツ

今までの経験や特技、趣味を教育にスポットを当てて、どう生かせるのか考えます。そのときに、ただ経験を書くのではなく、必ずその経験から「どのような学びがあったか」を記載しましょう。

●「経験」+「その経験から学んだこと」はセットで書く。

「今取り組んでいること」を書くコツ

この項目は言い換えると「今熱中していること」です。あなたの特技や趣味の中から書くといいです。

たとえば、下のような項目が代表的なものです。

●旅行

●筋トレ

●読書

●料理

●音楽鑑賞

●映画鑑賞

●アルバイト

あなたが「これ!」と決められれば一番良いのですが、見つからずに困っている人はぜひとっかかりとして参考にしてみてください。

熱中していることをアピールするときは、最終的に「教育現場でどう生かすか」の着地点を決めて考えましょう。

熱中している理由⇒具体的に伝える⇒その熱中していることから学んだこと⇒教育への生かし方

ほかの受験生と差をつけるポイント

レイアウトは一工夫加える

ただ文字だけ並んでいると、読む気が遠のきます。何十人と多くの受験生の願書を読んでいる面接官が「読みたくなる」「読みやすい」願書を目指します。

●段落をつける

●特に伝えたい部分は、「」やアンダーラインで目立たせる

●余白をつけ、ぎちぎちに書かない

ペンにこだわる

郵送で出願する場合は、手書きとなります。一般的なボールペンの太さは0.5mmです。この太さを基準として、願書をコピーしてもはっきりと見える太さのペンにしましょう。

余裕がある人は、枠の大きさでボールペンの太さを変えるなど工夫をするとさらに見栄えがきれいに見えます。

願書に貼る写真は、写真屋さんで撮影する

願書には写真を貼って提出する必要があります。この願書の写真は要は面接官が初めてみなさんを視覚的に認識する非常に大切なものです。スピード写真で仕上げてもいいのですが、こだわれる人は写真屋さんでの撮影をおすすめします。

あなたの笑顔の引き出しもプロは全く異なりますし、光の調整などすべて任せることができます。最高の1枚をぜひ貼って提出をしてください。

まとめ

願書で手を抜いてしまうと、その後の面接試験で見透かされてしまいます。

準備をして、合格できるように願書を作成しましょう。

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いとこん

元中学校教員の いとこん です。営業、大学職員を経て、現在は DX コンサルタントとして働きつつ、ブロガーとしても活動しています。本ブログは、主に【教員の入口(教員採用試験対策)】【教員からの出口(転職ノウハウ)】【現職教員へのヒント】を自分の経験をもとに発信しています。

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