教員の退職のタイミングは11月が良い【2月は遅い理由】

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■教員を辞めたいけど、タイミングが分からない…

2月には退職の話をするべき?

■結局、いつ・誰に辞めるって言えばいいの?

これらの不安をお持ちの先生方に向けての記事です。

退職するって本当に勇気のいること。でも手順を踏めば大丈夫です。

ぜひ、最後まで読んでいただき、円満な退職を目指していきましょう!

いとこん
いとこん

元教員のわたしが、ベストな辞め時についてお話します!

不安を抱えている方もこの記事を読んで、周囲に嫌に思われない退職をしましょう!

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退職の時期 ー 3月末がベスト!

教員の退職は、年度で終わるパターンが一番多いです。つまり、4月~3月末までが日本の1年間ですから、3月末で「退職」する人が大半です。

私は、担任を持っていたのでキリの良いタイミングは3月末にしました

担任を持っていない方も、複数の校務分掌を担っているはずですので、来年度の方にうまく引き継ぐ意味でも3月末をおすすめします!

退職を言い出すタイミング ー 11月がベスト!

退職を伝えるタイミングは「11月」の教育職員異動個人調書を記入し、それを出す時に管理職に伝えるのが良いです。

確かに、1ヶ月前の「2月」でも服務的にはOKですが、現場のことや管理職の立場で考えると「円満退職」を目指すには「11月」である必要があるのです。

個人調書とは?

私の自治体では「教育職員異動個人調書」と呼ばれていました。

これは、今までどういう学校で何を何年してきたかの「過去」を記録するものであり、同時に「来年度どうする?どうしたい?」を伝える大切な紙です。

来年度どうするかの選択肢は大きく3つでしょう。

(1)現学校に残る

(2)他学校に異動

(3)退職

どの自治体でも何かしらフォーマットはあると思います。

時期は11月か12月頃かと思いますので、この紙を書き、出すタイミングで伝えるのが良いですね。

11月に出した書類で来年度のことを決めていく

異動個人調書は、管理職に提出する大切な書類です。

校長先生はそれを受け取った後、教育委員会とも調整をし、来年度の学校の教員人事を決定するのです。

つまり、11月時点で退職者を把握し、その退職者の空きを新しい教員が来るように調整しているのです。

私の失敗談 ~2月に退職の話をしたら…~

私は実際に2月に退職の話をしました。すると、校長先生から

校長先生
校長先生

この時期に退職の話は正直遅いよ!

来年度の準備はもうすでに始まっているんだよ。

と言われました。

みなさんは、11月に管理職にのみ話をし、粛々と業務をこなしましょう!

※自治体によっては、服務規程の中で退職は「1ヶ月前」や「2週間前」に申し出るようにと記載されているものがありますが、それよりも前である方がいいです

退職話は管理職のみに

退職の話はまず、教頭と校長に話します。

校長先生か、教頭先生のどちらか話をしやすい方にタイミングを伺い、あなたが退職したい意思を伝えましょう。

教頭先生は職員室の真ん中に座っているケースが多いので、校長先生よりは話しかけやすいかもしれませんね。どちらにせよ、最終的にどちらにもすぐに伝えることは間違いありません。

私は教頭先生が1人のタイミングをはからって「お話ししたいことがあります。お時間いただけますか?」と伝えました。

その後、すぐに校長先生と2人でもお話をする流れとなり、もちろん理由なども話しました。

校長先生
校長先生

もう一度だけ考えてごらん。

と言われましたが、「気持ちは変わりません」と伝えました。

その後は、基本的に誰にも打ち明けないようにしましょう。3月の人事発表までは、「誰にも伝えてはいけない」という教員世界の暗黙のルールに則るのが良いです。

辞めたら戻れないからね?という言葉も

当時、校長先生からは「辞めたらもう教員として戻るのは難しいからね?そこも覚悟できてるの?」と言われました。

そのような事実はないので、おそらく引き止めの言葉のひとつでしょう。

私は2月に言ったこともあり、すごく嫌そうな顔で言われました…。色々教育委員会にも「退職者が出る」と校長先生から言わなきゃ行けないですし、私の後玉を探すことも考えると大変だったのもあるでしょうね。

みなさんももし、同じような言葉を言われたとしても気にしなくて大丈夫です!

\少しでも動き出しておいてから退職を考えるのもアリです/

まとめ

辞めるのはとても勇気がいることです。

でも、最後は自分の人生なので、自分で決めればいいのです!

3月末までに辞められないと、もし来年度担任などをするとなるとまた1年間働くことが想定されます。

教員以外にも道はたくさんあります。

そして、まだちょっと教員をしていたい、もしくは退職を迷っているのであれば、「来年の11月に退職を伝える」ことを目処に働いてみるのもありでしょう。

このブログでは、いろいろ役立つ情報を発信しています。ぜひ、他の記事も読んでみてください。

教員教員からの出口
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いとこん

元中学校教員の いとこん です。営業、大学職員を経て、現在は DX コンサルタントとして働きつつ、ブロガーとしても活動しています。本ブログは、主に【教員の入口(教員採用試験対策)】【教員からの出口(転職ノウハウ)】【現職教員へのヒント】を自分の経験をもとに発信しています。

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