小学校教師になるには?資格は必要?【進路選びと仕事内容】

小学校の先生になるには? 【進路選びと仕事内容】
いとこん
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本記事では、小学校教師を目指したいと思っている高校生や、教師への転職を考えている方々へ向けた記事です。小学校教師のなり方や学費、必要な資格やスキルに加えて、仕事内容などについて詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

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小学校の先生になるには、教員免許と採用試験合格が必須

小学校以外の校種を目指す場合でも、以下の2つは必要なステップです。

必要な2つのステップ

①教員免許を取得する

②採用試験に合格し、教員として採用される

小学校教師の教員免許の取り方

小学校の先生になるには「小学校教諭免許」を取得するのですが、この免許は3種類あります。

小学校教諭免許は3種類に分かれる

①小学校教諭専修免許 : 大学院卒業で取得できる

②小学校教諭第一種免許 : 4年生大学卒業で取得できる

③小学校教諭第二種免許 : 短期大学、または小学校教員資格認定試験で取得できる

②小学校教諭第一種免許を取得して、先生になるパターンが多いです。ただ、この3種類どの資格を持っていても、先生になってから仕事の違いはありません。場合によっては、採用の際に第二種より一種や専修免許を持っている受験生を優遇することがあります。

高校

小学校教諭になるための学費はいくら?

先生になるために免許が必要なことは分かりました。ただ、それも教育機関で学習する必要があります。その際にかかる学費はいくらなのか。

大学と短大については、国公立か私立かで大きく学費が変わります。通信制の場合は、かなり学費を抑えることができます。

小学校の先生を目指すのにかかる学費

▼4年制大学 : 国公立250万円 / 私立500万円

▼短大 : 公立100万円 / 私立180万~200万円

▼通信制大学 : 35万~80万円

社会人や高卒から小学校の先生を目指す場合

4つのパターンがあります。

社会人・高卒から小学校の先生になる場合

①大学や短期大学に入学する

②科目履修生として大学に通う

③通信制大学で指定科目を履修する

④教員資格認定試験に合格する

現在社会人で、仕事を続けながら小学校の先生を目指すのなら②科目履修生、③通信制大学、④教員資格認定資格が、良いでしょう。

科目履修生は、大学や短大を既に卒業している人が、必要な科目の授業のみ履修する仕組みです。

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教員資格認定試験に合格して教員免許を取得する場合

小学校の先生になるために、大学や短大を卒業することは必須ではありません。教員資格認定試験に合格することで、小学校教諭第二種の免許を取得することができます。

受験資格は、高校卒業以上の学歴があること、または中卒で高等学校卒業程度認定試験に合格している人です。

▼受験の資格:高校卒業以上の学歴、受験年度の4月1日に20歳以上であること

小学校の先生になる上での基本知識

小学校の先生になる時の年齢制限について

教員免許の取得に年齢制限はありません。ただ、免許取得後に受ける教員採用試験には年齢制限があります。自治体によって、年齢制限は変わりますが、近年は緩和傾向にあります。

受験資格は、各自治体のホームページで確認できます。定年直前の59歳としている自治体が多いです。

実際の教員採用試験の合格者は、20~30代の層が一番多いです。

小学校の先生になる難易度について

全国の令和元年度公立学校教員採用試験の小学校の倍率は「2.8倍」です。例年、小学校は3~4倍程度となっています。

自治体によっては、7~10倍のところもあります。

校種全体を見ても、徐々に倍率は下がってきているので先生になりたい人にとってはチャンスです。

文部科学省 令和元年(平成30年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント

小学校教師の給料について

小学校教諭の全体の平均年収は約356万円で、平均月収は約29万円です。

これは公立・私立、非正規雇用の教師や臨時職員を全て含んだ平均です。

正規雇用の教師のみに絞ると、約20年勤めたときには平均年収約398万円、平均月収は約33万円です。

小学校の先生になった後のキャリアプランについて

小学校教師として経験を積むと、若手に指導助言を与える「指導教諭」、校長および教頭を助ける「主観教諭」としてキャリアステージが上がります。

管理職試験を受け、合格すると「教頭」「副校長」「校長」になることもできます。管理職になると、学級担任を持つことはなく、学校全体の運営に対し責任を持つこととなります。

また、教育委員会へ異動になるケースもあり、そのまま教育委員会で固定で働く場合や1年で現場に戻る場合など様々です。

小学校の先生に向いている人・適正がある人

小学校の先生は他の業種の仕事と比較して特殊な仕事です。そのため、適性がある・ないは分かれます。これから適正があるタイプを紹介します。

子どもが好きで面倒見が良い

小学校の先生は、子どもが好きな人が大変多いです。子どもの年齢は6歳から12歳ですので、その年齢の児童を相手にできるか想像してみて、適性を見極めてみましょう。

毎日子どもたちと会話することになります。大人より子どもと話す方が好きであれば向いているかもしれません。

また、小学校教師になるとクラスの担任として学級を任せられます。

クラスに1人、2人は手が掛かる子どももいます。そのときに、「この子がいなければ」などとマイナスに考えず、その子の良さを引き出す工夫をしていく必要があります。

一人ひとりに深い愛情を注げる方は、仕事にやりがいを感じやすく、先生として楽しく仕事をこなせる可能性は高いです。

教えることが好き

小学校教員は、毎日子どもたちに新しい気づきや発見を教えることになります。学習指導に生活指導と教えることの連続です。

子どもたちの目線に合わせて、勉強は楽しいと思わせてあげられる人は小学校の先生に向いています。

まとめ

小学校教師になるためには、小学校教員養成課程卒業と教員採用試験合格の2つが必要です。

小学校教師を目指している方はぜひ参考にしてください。

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元中学校教員の いとこん です。営業、大学職員を経て、現在は DX コンサルタントとして働きつつ、ブロガーとしても活動しています。本ブログは、主に【教員の入口(教員採用試験対策)】【教員からの出口(転職ノウハウ)】【現職教員へのヒント】を自分の経験をもとに発信しています。

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