英語教員になるのに英検準1級は必要なの?【現場教員のリアルな声】

英語教員になるのに英検準1級は必要?
教員の卵ちゃん
教員の卵ちゃん

教師になるには英検準1級が必要なんだよね?

教員すずきくん
教員すずきくん

必須ではないよ。

でも、高校と中学どっちの校種の先生になりたいかで、

英検準1級をとるべきかは異なるかも…

ここでは、以下の問いに答えながら、

最終的にどこまで英語力が必要か現場レベルの経験のある私が伝えます。

✅英語の教員になるには英検準1級は必要なの?
✅実際の授業をするときは、そのレベルまであるべき?

いとこん
いとこん

英語科主任としてずっと勤めていた元教員のわたしが、

学校現場のリアルな話題をお届けします!

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高校教師を目指す人には必須

英語の教員で、校種は関係なく、英検の取得は必須ではありません

しかし、英語は年々必須スキルの一つと見なされ、学校教育現場でも高度な英語力を身に付けることが必要とされてきています。

生徒の英語力の目標については、「第2期教育振興基本計画」(平成25年6月14日閣議決定)において、中学校卒業段階で英検3級程度以上、高等学校卒業段階で英検準2級程度~2級程度以上を達成した中高生の割合を50%とすることとされている。この実現に向けて取り組むとともに、高等学校卒業時に、生涯にわたり「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を積極的に使えるようになる英語力を身に付けることを目指す。

文部省「今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~

文科省の提言の中にはっきりと、中学校卒業段階で「英検3級以上」、高等学校卒業段階で「英検2級以上」と記されています。つまり、英語を教える立場にある先生はその基準より更に高いレベルが求められるわけです。

中学校教員もあった方が良い

私が教員だったとき、自治体レベルで知る限り、中学校の先生で英検準1級以上取得している先生は、5~6人に1人程度でした。

また、各学校宛てにで「英検準1級以上取得しているか」という調査が毎年文科省から来ます。そのときも、校内で10人の英語の先生がいる内、英検準1級を持っていたのは1人でした。

ただ、勤務校によっては、英語力の高い子たちが集まる地域にあたります。実際にわたしが勤務した学校で、中1の段階で英検準2級を持っている子がゴロゴロいました。

ですので、そういう学校やクラスに当たると、もちろん英語に関する質問も高度になります。

先生なのに分からないの?」「先生って、英検何級持ってるの?」と不信感に繋がらないようにするための、防止線として「英検準1級以上」は持っておくと良いですね。

教員の英語力(平成26年度より県別データを公表)

○高校の英語担当教員のうち,CEFR B2レベル(英検準1級等)以上を取得した割合:62.2%(平成27年度:57.3%

○中学校の英語担当教員のうち,CEFR B2レベル(英検準1級等)以上を取得した割合:32.0%(平成27年度:30.2%

文科省 平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について

上記のデータからわかるように、年々英検やそれ以外の外部試験を受け、合格している教員は増えています。

今後の英語教育で求められる力

小学校から大学まで、10年以上も英語を勉強しているのに、英語を話せない日本人。(それなのに「東京オリンピックが来る!」と焦っていた上の方々。)

これを変えなければ!と文科省は、『グローバル化に対応した英語教育改革実施計画』を作成し公表しています。

小学校中学年活動型・週1~2コマ程度学級担任が中心に指導
小学校高学年教科型・週3コマ程度英語指導力を備えた学級担任に加えて専科教員の積極的活用
中学校身近な話題についての理解や簡単な情報交換、表現ができる能力を養う
授業を英語で行うことを基本とする
中・高における指導体制強化
高校幅広い話題について抽象的な内容を理解できる、英語話者とある程度流暢にやりとりができる能力を養う
授業を英語で行うとともに、言語活動を高度化(発表、討論、交渉等)
中・高における指導体制強化
文科省 グローバル化に対応した英語教育改革実施計画 (参考)

「中・高における指導体制強化」の部分は、具体的に以下のことです。

●中・高等学校英語教育推進リーダーの養成
●中・高等学校英語科教員の指導力向上
●外部検定試験を活用し、県等ごとの教員の英語力の達成状況を定期的に検証  ※全ての英語科教員について、英検準1級、TOEFL iBT 80点程度以上の英語力を確保

実施計画の中では、「全ての英語科教員」と書かれています。

また、学習指導要領の改訂が平成29・30・31年に実施されましたが、その影響で、英語の教科書の内容が高度になっていました。

指導する側の英語力を高めることはもう必須としか言いようがないでしょう。

現在の英語の授業

昔は、座学基本の「和文英訳方式」の授業でした。ただ、理想は座る時間を少なくし、英語で英語を身に付けていくような授業です。

私は、公立の中学校で働いていましたが、それを現場でするとなると難しいのは事実です。地域から集まってきた生徒さんたちのクラスになるので、いろいろなレベルの子の集団となります。

その中で、中学校の最初の英語の授業を英語で始めてしまうと、「小学校の時は、楽しかったのに…」と、いわゆる「中1ギャップ」のような現象が起きます。

そのため、教材研究に大変に時間を割き、独自のプリント、自費で購入した教材、ICTを利用した教材などなど…を準備していました。

ですので、学校に勤めてから、自分の英語力をがっつりと高める時間はないです。むしろ、今まで培ってきた英語力を発揮し続け、英語力をキープする努力も必要となります。

まとめ

英語の教員を目指している方々は、ぜひ大学にいる内に、もしくは時間がある内に英語力を高める努力をしましょう。

そして、ぜひ外部検定試験を積極的に受けることをおすすめします。

いとこん
いとこん

すでに教員の方は、英検を「教員特別検定料」で受けることが可能です。

おおよそ半額でどの級も受験できるので、長期休みを狙って申し込むのもありです!

他にも、私のブログでは、教員時代のエピソードなどを記事にしています。ぜひ、他の記事もご覧ください。

教員教員への入口現在教員の方
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いとこん

元中学校教員の いとこん です。営業、大学職員を経て、現在は DX コンサルタントとして働きつつ、ブロガーとしても活動しています。本ブログは、主に【教員の入口(教員採用試験対策)】【教員からの出口(転職ノウハウ)】【現職教員へのヒント】を自分の経験をもとに発信しています。

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