大学の4年間は長いようで短いです。4年間をどう過ごすかで、教員採用試験および就活での面接官の見る目が変わります。教採を控えている人は特に参考にして、1発合格を勝ち取っていきましょう!
こんな悩みをお持ちのあなた。元教員の私が解決いたします!最後まで読んで、ぜひ参考にしてくださいね!
結論:逆算した行動をすることがすべて
大学の4年間は、時間があるように思ってしまいます。確かに、時間の余裕さはありますが、ただ遊んで過ごして終わりの4年間になってしまうのは非常にもったいないです!
社会人になると働く時間はだいたい固定となりますし、給料が出て金銭面では余裕が出るかもしれません。でも、思うように休日はとれないのです。
だらだら目的や目標がないままに過ごしてしまうと、教員採用試験の個人面接もしくは就活の最終面接で「大学時代に頑張ってきたこと」の話ネタがなくなります。
それに、将来的に大学時代を振り返った時に「あのときもう少し行動していれば…」と後悔することになりかねません。本当に教員になりたいのかと自分を見つめ直す時期にもなるし、理想の教師像を目指すために「今」何をすべきか逆算して行動することもできる1番大切な時期が大学時代なのです。
やるべきこと
私が過去の経験から、やっておいて良かったなと思ったものを中心に紹介します。これから大学時代を歩む人は、ぜひ参考にしてくださいね!
大学の単位はしっかりとる
大学は、必要な単位を修得しないと卒業することができません。
成績がとれなくて留年することはなんとしても避けましょう。
意図的に休学をして留年するのはひとつの選択肢としてあります。その休学の間に、海外留学をするなど…。
ただ、欠席続きで必修科目を落としたり、成績不良で落としたりしての留年は良い印象はありません。教員採用試験での面接試験で突っ込まれること間違いなしです。また仮に教員を目指すことを辞めたとしても就職活動の面接でも「なぜ留年したのか」「この1年間のブランクは何か」と。だらしがない人という印象をダイレクトに与えてしまいかねません。
サークル活動・部活動
自分の大学にどんなサークルや部活動があるかは知っていますか?
1年生の内から入っておくと、初期からのメンバーとも仲が深まりますので、入学した直後にリサーチしておくと良いでしょう。入学してから「サークル・部活動紹介」があるはずですので、ぜひ色々なところに顔を出してみるのもいいですね!
毎月部費を徴収するところや、毎日の参加を基本とするところなど、活動目的や活動内容などを確認した上で、積極的に興味があるものには入っておきましょう!
アルバイト
教員を将来的に視野に入れている人であれば、塾講師もしくは家庭教師はおすすめのアルバイトです。お金を目的としなくてもやっておくと「教える」ことについて実践的な経験が得られます。
塾講師は集団と個別の2種類がありますが、可能であれば集団を1度経験しておくと教員になるイメージが非常につかみやすいです。
ただ、集団指導をするとなると、事前準備に非常に時間を費やさないといけませんので、時間に余裕がない方は個別の塾バイトにしましょう。
読書
「大学生の半数が読書時間ゼロ」というニュースは一時期話題となりましたね。
大学生の時こそ、読書の習慣をつけるチャンスだと思います。大きな図書館があるのは大学のメリットのひとつですので、月に2~3冊を目標にまずは読書週間をはじめてみることをおすすめします。
私は大学時代につけた読書週間が今でもあり、本を読むと心が落ち着くまでになりました。
最初に難しい長編ものを読み出すと挫折してしまいかねませんので、自分の好きな分野・興味のある分野から手をつけていってみてください!
ボランティア活動
大学によってはボランティアサークルがあるところもあります。
ボランティアサークルがあるのであれば入ってしまうのも良いですし、自分からボランティアの情報を収集して積極的に参加してみるのも良いでしょう。
まずは自分の大学のホームページでボランティアに関する情報を得られるのか確認してみましょう。メール登録から、定期的に大学に入ってくるボランティア情報を発信してくれる大学もあるようです。
普段ただ生活しているだけで知らない現場を生で見て、活動してみると改めて自分を見つめ直すきっかけになります。
私が大学生の時は、震災の復興支援ボランティアに参加していました。何度か被災地に訪れ、被災地復興の商品販促などの活動を定期的に行っていました。
資格取得
英検
私が一番おすすめしたい資格は英検です。
英語がこれからの時代も教育現場で重視されることは言うまでもありません。
小学校からの早期英語教育でも、英語ができる先生は大変重宝されます。地方でも、最近は英語を母国語とした学生の入学も目立つようになってきました。コロナでだいぶ落ち着いたとはいえ、海外の文化を知るそして、英語で海外の知識を知ることができるなど視野が広がるツールのひとつと捉えると英語を勉強しておくに越したことはないでしょう。
簿記
英検の次におすすめしたいのは、簿記です。
残念ながら日本の教育では、お金の知識をしっかりと身に付ける機会はほとんどありません。教員になってから(教員になる前から)自立した大人になるためにも、簿記を学習しておくことでかなりお金の一般常識的理解が深まります。
ほかには…
資格は数え切れないほどありますので、後は自分が好きな物で資格に繋がるものがあれば取ってみると良いですね。もしかしたら、普段何気なくやっている趣味が、資格取得することで大きな強みになるかもしれません。
留学
大学在学中に海外留学する方法は2つあります。
①海外留学制度のある大学で留学する
これは、大学に入学してからその後、大学の海外留学生を利用する方法です。
②私費留学をする
民間の会社や団体のエージェントを利用して留学する方法です。行き先の候補や留学日数など選択肢が幅広いのがメリットですが、お金が掛かります。
教員を目指している人が留学することは難しい!?
正直、4年制大学で教員を目指している人であれば、留学する時間は本当に限られます。
ただ私はその中でも2ヶ月ほど短期留学をした経験がありますので、結論可能です!
もちろん休学をすれば、長期留学も可能になるとは思いますが、4年生でストレート卒業したい人は短期留学一択です。
大学生の長期休みを利用して短期留学に行ってみましょう!
自動車免許の取得
自動車免許を取得するためには自動車学校へ通学して撮る場合もありますが、合宿で集中的にとることもできます。いずれにしても、まとまった休みがとれる大学生のうちに自動車免許を取得しておくと良いです。
社会人になってから、自動車学校に通うのはできることは出来ますが、実際には体力的にも時間的にも余裕がないことがほとんどです。結局「大学時代に取っておけば良かった」と後悔している友人もいます。
将来的に絶対運転しない!と言う人は取らなくて良いですが、「運転するかも!?」とか「運転したい!」とか気持ちがある人は取っておくべきです!事実、運転できると旅行などでも行ける選択肢が増えますし、行き先によっては車の方が便利なところが多いですから、とって損はないですね!
インターンに参加する
企業によって、短期から長期まで様々な募集があります。コロナによって、多くの企業がインターンをリモートで対応できるようにしています。
教員になる上で、「やっぱり先生になりたい」という気持ちを再確認できる貴重な機会となりますので、大学1~2年生のうちに短期でインターンに行っておくと良いでしょう。
私はそもそもインターンの存在を知らない未熟大学生でしたので、今思えば社会人になる前に違う会社を覗かせてもらえる機会って良いなあと…。
教採1発合格した私の実際の大学4年間
私が教員を目指したのは、厳密に言うと大学3年生の教育実習からです。教員免許は一応取っておく前提で1年生から履修計画を立てています。
「就活では抜きん出た存在でいたい!」という気持ちが大きかったので、回りと比べて経験値は高められるようにしてきたタイプです。
大学入学前
入学する大学のサークルを検討(情報収集)
資格取得のため、勉強をする→英検
1年生
教員免許取得することを前提として1年間の履修計画を立てる
読書週間をつける→月3冊目標からスタート
ボランティアサークル、テニスサークル、バスケサークル、国際交流会に入会
アルバイトを検討し、塾講師2つを掛け持ちでやってみる
2年生
大学での交換留学について情報収集したが、長期留学ばかりだったので諦め
居酒屋のバイトに憧れやってみる
3年生
教育実習の合間をぬって、短期留学を検討し、実際に英語圏へ留学
4年生
教員採用試験対策(筆記試験・実技試験・面接対策)
卒論漬け
1年間の読書100冊超え
まとめ
この記事を読んでくださった大学生もしくは、入学前の大学生の方には、ぜひ充実した後悔ない大学生活を送って欲しいです。
もちろん「遊ぶ」ことも忘れないでください!遊びの中でしか味わえない感覚もありますから!
大学時代いかに経験値を高めて先生になれるかで、授業で使える題材に幅が出ますから、「何でも参加してみよう!」くらいの気持ちでいるのがちょうどいいかもしれません。