教員を辞める一連の流れ【準備のアドバイスも】

退職
こんな人にオススメの記事

●教員を辞めたいと思っている方

●「退職届」「退職願」の書き方や提出方法がわからない方

●どういう流れで退職が進んでいくのかわからず、不安な方

いとこん
いとこん

教員を辞めるのは不安だし、とっても勇気のいることです。

この記事にたどり着いたあなたには円満にそして、後悔なく退職をしてほしいです。

教員を退職するまで経験している私のエピソードもふんだんに入れてある記事なので、

参考にできる部分は取り入れてみてくださいね!

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実際の退職の流れ

私が退職した時の流れはこんな感じでした。

  1. 教頭先生 か 校長先生に 「大事な話があります。時間をいただけますか?」と言う
  2. 「3月末を持って退職をしたい」と話す。
  3. (校長先生に)引き止められる
  4. 次の日、再度退職の意を示す
  5. 校長先生が退職書類を一式準備
  6. 書類を仕上げて、校長先生に提出
  7. 事務の方から保険証や年金関係の書類を渡される
  8. 校長先生が学年主任の先生のみに退職することを共有
  9. 離任式当日が最後の出勤日にするために、片付けを密かにする
  10. 引き継ぎ書類を作っておく
  11. 3月末の離任式前日「内示」で、私の退職が校内の教職員に伝わる
  12. 離任式(もしくは新聞)で生徒に退職が伝わる

イメージがついたでしょうか?

まずは、校長先生(か教頭先生)に退職することを伝えるところからスタートです!

退職届の準備の仕方

「退職届」「退職願」を提出しなきゃ!!と私はずっと思っており、自分で作って提出しました!

タイミングは、退職することを伝えるときに出しました。

でも、校長先生に戻されました

校長先生
校長先生

ん…何これ??(私の手作り退職願を見て)

あ、ちゃんと正式な書式あるから、それに書いてね!

と言われてしまいました…。私の退職願を作った時間・悩んだ時間は必要なかったみたいです(悲)

皆さんは、まず退職をしっかり伝えれば、書類関係は校長先生が準備してくださいますので、待ちましょう。私はおそらくドラマの見過ぎだったのでしょうね(笑)

ドラマでは、ボンッ!と退職願を茶封筒に入れて渡すシーンがよくあるので、影響を受けていたようです…。

退職の際の注意点

後任者への業務引き継ぎ

退職前に、自分が行っていた業務の引き継ぎをしておく必要があります。

特に、自分しか携わっていない業務がある場合は、次の後任の方が困らないように引継書を作成しておきましょう。

教員は人事の公表が遅く、ゆっくりと引き継ぐ時間はありません。

書面でしっかりと残しておくことで、退職後に学校へ行くことや電話が掛かってくることを避けることができます。

私の退職のときの失敗談

私の場合、辞めることを管理職に伝える時期を間違えました。

その当時、私も「辞めたいけど、不安!!」と気持ちが揺らいでいて、ギリギリまで言わずにいました。(それにどのネットのサイトでも「2月に言えばOK」と書いてあり…)

結局、管理職に伝えたのは2月半ばです。

確かに2月半ばでも、退職はできます!実際、退職できましたから!

でも、遅かったな…と汗

それだけ後悔しています!それ以外は全く後悔していません!

辞める報告をするタイミングを迷われている方は、こちらの記事をご覧ください!

教員の転職は難しい?

転職は手順を踏んで準備をすることが大切です。年齢が若ければ、選択肢が広がることは間違いありません。

ただ、今まで教育現場でどのようなスキルを培ってきたのかを振り返り、しっかり面接官に伝えることができれば転職はできます!

教員のスキルを活かせる職種や業種

教員の校種や専門性によって、どのスキルを身に付けてきたかは人によって違います。

例えば、私は「担任」「教育実習生指導」「生徒会主担当」「GIGA school担当者」「特別支援コーディネーター」「英語科主任」から、具体的にどのようなビジネススキルがあるか想像ができてくると思います。

やはり培ってきた知識や経験が「教育」に関することですので、業種を「教育」に絞ると最初は転職しやすいでしょう

教育業界で先生から転職しやすいお仕事たち

  • 塾講師
  • 家庭教師
  • 家庭教師派遣営業
  • 営業
  • スクール(英会話スクールなど)
  • 教材開発/教材制作
  • 学校事務

転職活動はサイトの登録からスタート

教員の転職活動は退職を伝える「前」に

退職後に転職活動をすると、なかなか内定が決まらないときに焦ってしまいます。

それに、退職後に転職活動をしていると「不祥事」関連で退職した?と思われてしまいかねません。

わたしは、辞める半年前に転職エージェントに登録しました。

すべて無料で会員登録ができるので、まずは登録し、カウンセリングやアドバイスを受けて「転職活動」のイメージを作ることが大切です。

私が使用した転職エージェント

全ての転職サイトや転職エージェントは、登録完全無料で転職サポートまでしてくださいます

はっきり言って、使わないと損です!

「特に20代であれば、未経験でも転職できるケースが多い」ということも当時のアドバイサーの方から教えていただき、安心して転職活動ができました

転職エージェントさんから、転職理由や退職後に叶えたい条件などを聞かれました。自分の中で言葉にできるようにしておくと良いです。

「なぜ自分は転職したいのか」「転職後に優先すべき条件は何か」をしっかり考えておきましょう。

こちらの記事でも、おすすめの転職サイトの情報を載せています。ぜひ参考にしてください。

転職エージェントを登録したら…

転職エージェントを登録することは、転職活動の第一歩となります。登録することのメリットは、求人情報にアクセスできるようになることです。

空いている時間で構いませんので、求人情報を眺めながら、どんな求人が出ているのかを知ることから始めるといいでしょう。

求人探しは、賃貸の物件探しと似ていると思います。

様々な業界や業種の求人情報を見ておくことで、年収の相場感や自分の適性感を高めておくことができます。

まとめ

まずは「行動」に移すこと。これが大切だと思います。

転職を迷っている方でも、一度行動に移してみると意外に気付かなかった本心が見えてくるかもしれません。本当に転職したいのか、それともまだ現職で続けるのか、見えてくるかと思います。

「教員」を辞めることはストレス負荷の大きな決断です。

実際に私もそうでしたし、悩みすぎて悩みすぎて毎日眠れないときもありました。

ただ、動き出さないと後悔する自分がいるかもしれません。

時は止められませんので、まずは少しずつできる範囲で行動してみることをおすすめします。


教員教員からの出口
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いとこん

元中学校教員の いとこん です。営業、大学職員を経て、現在は DX コンサルタントとして働きつつ、ブロガーとしても活動しています。本ブログは、主に【教員の入口(教員採用試験対策)】【教員からの出口(転職ノウハウ)】【現職教員へのヒント】を自分の経験をもとに発信しています。

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