近年「人物重視」の傾向が非常に強い教員採用試験。
集団面接も個人面接も準備は抜かりなく行い、合格を確実に勝ち取りましょう!!
教員採用試験の面接試験
希望している自治体では、1次試験の時点で「集団面接」を入れているところもあります。2次試験および最終試験では必ず「個人面接」はありますので、受験者は対策必須の試験のひとつです。
面接の対策の仕方はどうすればいい?
個人面接も集団面接も質問内容は、自治体のホームページを見ても公開されているものではありません。ですから、過去の受験者や大学の先輩から話を聞いたり、自分であらかじめ面接官に聞かれてることを予想したりして対策を進めていく必要があります。
聞かれることは予想できる
過去の質問内容が公開されていないという事実で不安がる気持ちは分かります。でも、大丈夫です。面接官側の気持ちを考えて、予想することは十分にできます。
面接官が見ているポイント
面接官が意識して見ているポイントがあります。
あなたの目線と態度
試験は当然緊張するでしょう。ただ、目があっちいったり、こっちいったり…手をずっといじって落ち着かなかったり…。明らかに「おどおど」した感じを見せてしまうと、「自信がないのかな?」と面接官側を不安にさせてしまいます。
あなたの話し方やクセ
話すときに無意識に「えっと…」を多用したり、フォーマルな場にふさわしくない言葉遣いを使っていたり、「OKです」などと普段使っている言葉を使用したり…
自分の話し方は今まで20年以上染みついてきているものですから、なかなか気付かないこともあります。友達に確認してもらったり、ビデオで録画して振り返ったりして、現場でも保護者に安心してもらえる話し方に修正していきましょう。
具体的な対策方法
私が実際に合格を勝ち取った時に対策していたやり方を基本に、「受かる面接対策」をここで紹介します。
面接ノートを準備する
まず「面接対策用ノート」を準備します。最終試験まで肌身離さず持つものになりますので、サイズ感や使用感を確認して購入しましょう。
私はコクヨのこのノートを愛用していました。シンプルで、色がかっこいいので外で出しても恥ずかしくないので好きです。私は持ち運ぶときは小さめが良いので「A5」サイズを愛用していました。
面接対策用の参考書は1冊のみ購入し基本姿勢を学ぶ
初めて教員採用試験を受験する方でしたら、参考書は買うとしても1冊のみで十分でしょう。
もう既に1度経験されている方は必要ないと思います。なぜなら、多くの教員採用試験の参考書は似たような内容であり、結局大事になるのは問いに対するあなたの考え方だからです。
参考書にある問いの答えを丸暗記したところで、勘の鋭い面接官にはすぐばれます。というか大抵ばれます。「どうしてそう思ったのですか?」「なぜそういう考え方になったのですか?」と深掘りの質問が来たときに、丸暗記しただけの薄い回答だと分かります。それに、丸暗記では自分で回答を作成する力が育っていないので、少しでも回答の言葉を忘れると焦って固まってしまいます。
ですから、教員採用試験の面接対策の参考書で学ぶことは、面接に臨む姿勢や言葉遣い、マナーなどです。
受かる人はどんな目線の使い方をしているのか、どんな入室の仕方をするのかなどを学習するために1冊購入して学習すれば良いのです。
定番の質問をすらすら言えるようにする
絶対に聞かれる質問があります。以下定番の質問を3つ準備したので、1分以内に答えられるか挑戦してみてください!
(1)簡単に自己紹介と自己PRをお願いします。
(2)なぜあなたは教員を志望しているのですか。
(3)あなたが教員になって大切にしたいことは何ですか。
教育雑誌とニュースをチェックし、時事問題に備える
大抵の自治体では、時事問題が2、3題出題されます。面接では時事問題に絡めて「~というのが最近話題になっています。あなたが先生だったら、その問題に対してどのように対処しますか?」など…
あなたの意見を聞かれますから、しっかり時事問題の対策も行いましょう。
まとめ
「人物重視」の教員採用試験は、面接で大きな差が生まれます。準備は早すぎるに越したことはありません。面接対策ノートを作り、教師になりたいという気持ちを面接官にぶつけていきましょう。
これから、具体的な面接対策の仕方などや、教員採用試験に合格してから何をすべきかについてなども更新していくつもりです。ぜひ参考にしてみてください!